我々は,白金ナノコロイドの食品への添加・混入を規制する法・制度の整備を目指しております.
白金(Pt)を数ナノサイズのレベルまで極小化すると,活性酸素種に対するスカベンジャー作用が飛躍的に向上します. 現在,厚生労働省は,食品添加物として通常の白金(Pt)を除外しておりませんが,我々は,ナノ化して新たな化学的性質を獲得した場合には従来のものとは別の物質として扱われるべきであると考えております. 元素記号で記せば同一であっても,放射性同位元素を同様に扱うことは許されないのと同じ理由です. また,我々は,白金ナノコロイドの人体内での効果及び安全性にも強い疑念を持っております.
当会は,白金ナノコロイドの毒性,危険性,副作用を科学的に調査し,関係省庁に,食品添加物の見直しの際の一助となるデータを提供するとともに,白金ナノコロイド商品に多々見られる科学的根拠のない不当表示を指摘していく所存です.
経口摂取した白金ナノコロイドは,消化管より吸収された.
ラットに対し,胃ゾンデを用いて,一定量の白金ナノコロイドを7日間連日経口投与した後に採血し,血液中のPt濃度を定量分析した. 結果は,微量ではあるがPtが検出され,消化管から吸収される可能性が示唆された. また,それ自体有毒である白金イオンとして吸収されている可能性を除外できず,その場合,さらに問題である.
白金ナノコロイドは,一酸化窒素(NO)除去作用により,細胞の分裂・増殖を抑制した.
白金ナノコロイドを添加した細胞培養系(BHK-21,Neuro2a)においては,細胞の分裂・増殖が濃度依存性に有意に抑制された. 機序として,ナノPtによる一酸化窒素 (NO)の除去作用によるものと考えた. 現在,ナノPtへの曝露が,不妊,流産,奇形を誘発する可能性について,in vivoレベルで確認中である.